Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
海老根 典也; 竹内 信次郎*; 荒 克之
Electromagnetic Nondestructive Evalution, 0, p.223 - 230, 1997/00
渦電流探傷法はPWRのSG伝熱細管の検査に使用されているが、円周方向の傷に対して感度が低いことが問題とされ、いくつかの機関で問題解決のための研究開発が行われている。筆者らは、平行四辺形型の励振コイルとその周辺に信号検出用の差動コイル群を配置した新しい渦電流探傷プローブを提案し、その開発試験を進めている。平行四辺形の斜めに走る側辺部では斜め方向の渦電流が形成されるため、円周方向およびタテ方向の傷のいずれに対しても感応し、かつ傷検出に対する空間的な死角を有さない。試作試験の結果、円周方向及びタテ方向傷に対して共に検出感度を有し、また直径0.5mmの微小傷に対しても十分な検出感度を有することがわかった。また、励振周波数を20kHz程度に低くすることで、外面傷に対しても検出感度を有することがわかった。
海老根 典也; 竹内 信次郎*; 荒 克之
First US-Japan Symp. on Advances in NDT, 0, p.98 - 103, 1996/00
傷の方向性によらず探傷可能な渦電流探傷プローブの開発を目的として、欠陥によって発生する磁束の乱れ成分のみを効果的に検出する方法を提案した。本方法は、励磁コイルによって作られる磁界の空間分布が対称になり、その対称性が欠陥によって乱されることに着目し、乱れ成分のみを検出する手法である。プローブは、励磁磁界を発生させる平面コイルと、欠陥による磁束の乱れ成分を検出する差動型コイルで構成される。平面コイルの形状を磁場分布の測定を基に平行四辺形平面コイルとした探傷プローブを試作し、平板上の模擬欠陥について探傷試験を行い本方法の有用性について示した。
海老根 典也; 竹内 信次郎*; 荒 克之
MAG-96-73, 0, p.73 - 82, 1996/00
蒸気発生器伝熱細管の探傷検査に広く使われている細管内挿のボビンコイル型プローブは、円周方向の傷割れに対して検出感度が悪いという欠点があった。そこで、傷の方向性によらず感度がよく探傷可能なプローブの開発を目的として、探傷プローブの形状を励起コイルによる磁場分布を基に検討し、平行四辺形平面コイルを用いる方法を提案した。原理は、平面コイルを用いて励起磁界を発生させ、欠陥による磁束の乱れ成分を差動型磁束検出コイルで検出する方法である。プローブは、平行四辺形平面励磁コイルと欠陥による励磁磁界の乱れを検出する誘導コイルで構成される。それを用いて、平板の模擬非貫通欠陥に関して探傷試験を行った結果、縦、横のスリット欠陥のいずれでも検出できた。また、穴欠陥についても、直径0.5mmの穴まで検出することができた。
海老根 典也; 竹内 信次郎*; 荒 克之
日本応用磁気学会誌, 20, p.633 - 636, 1996/00
傷の方向によらず探傷可能なプローブの開発を目的として、励磁磁界の乱れを誘導コイルで検出する乱れ磁束検出型電流探傷法に基づき、6連の平行四辺形平面コイルで励磁コイルを構成した探傷プローブを用いて、平板の模擬非貫通欠陥に関して探傷試験を行った。その結果、内面欠陥については深さ0.15mmの直径0.5mmの穴まで検出することができた。また、外面欠陥については、縦欠陥、横欠陥のいずれでも穴の場合と同じ深さの欠陥を検出できた。
海老根 典也; 竹内 信次郎*; 荒 克之
電気学会論文誌,A, 115(10), p.999 - 1006, 1995/10
ボビンコイル型渦電流探傷プローブは、円周方向の傷割れに対して検出感度が悪いという欠点があった。そのため、傷によって乱される磁束の乱れ成分のみを効果的に検出する乱れ磁束検出型渦電流探傷法に基づき、励磁コイルの磁界分布を踏まえた探傷プローブの構成を検討した。そして傷の方向性によらず探傷可能なプローブとして磁束検出用差動コイル群と励磁用平行四辺形平面コイルから構成される平行四辺形探傷プローブと提案し試作したプローブを用いて探傷実験を行った。その結果、スリット傷の長手方向がプローブの走査方向に対して縦、横のいずれの場合にも検出が可能であること、また直径0.5mmの貫通穴に対しても有効な探傷能力を有することが確認できた。このことから、本プローブの探傷能力は傷の方向に左右されず、かつ小さい穴傷から大きなスリット傷に至るまで有効であることが分かった。
海老根 典也; 竹内 信次郎*; 荒 克之
MAG-95-77, 0, p.39 - 46, 1995/06
蒸気発生器伝熱細管の探傷検査に広く使われている細管内挿のボビンコイル型プローブは、円周方向の傷割れに対して検出感度が悪いという欠点があった。そこで著者らは、傷の方向性によらず探傷可能なプローブの開発を目的として、乱れ磁束検出型渦電流法を提案し平行四辺形平面コイルを用いて欠陥による励磁磁界の乱れを誘導コイルで検出する方法の有用性について既に報告した。本報告では6連の平行四辺形平面コイルで励磁コイルを構成した探傷プローブを用いて、平板の模擬非貫通欠陥に関して渦電流探傷試験を行った結果について検討した。その結果、内面欠陥については、深さ0.15mmの直径0.5mmの穴まで検出することができた。また外面欠陥については、深さ0.3mmの直径1mmの穴まで検出が可能であった。スリットについては、縦欠陥、横欠陥のいずれの場合でも穴と同じ深さの欠陥を検出できた。
海老根 典也; 竹内 信次郎*; 荒 克之; 中島 伸也
MAG-94-225, 0, 8 Pages, 1994/12
蒸気発生器伝熱細管の探傷において、傷の方向によらないで検出が期待できる方法として、乱れ磁束型渦電流探傷法を提案しており、正方形平面コイルや菱形平面コイルを用いた実験では有効性を確認している。本実験では、その方法をさらに改良し、2連の平行四辺形平面コイルで励磁コイルを形成し,走査方向に直行するコイルの前方部と後方部および隣接する平面コイルの斜め部分に75巻-75巻の差動検出コイルを配置して構成したプローブで探傷を行った。その結果、スリット傷の探傷では、縦、横、斜め方向のいずれも探傷できたことから、本プローブは、傷の方向によらず検出できることがわかった。そして、本プローブを基本素子として多数接続して全体のプローブを構成すれば、乱れ磁束成分をまんべんなく検出することが可能であり、傷に対する不感領域を無くすることが可能である。